1999.2.11.(Thu) 静岡輸入車ショウ

 

1月の最後の週末に、静岡で輸入車ショウ が開催されました。その報告。個人的な独断と偏見だけで書いてみます。

「参考出品」として出てた珍しい車
うれしい誤算というべきでしょうか?未だ正規輸入されてない珍しい車も数台展示されてました。

Ferrari 456 GTA
GTAのAはAutomaticのAです。つまり、456GTAはAT限定免許で運転できるFerrariです。 そのGTAのシフトゲートを私は初めて見ました。 ノブ、ロッド、ゲート全て削り出しで雰囲気はありますが、やっぱりあのT字型の 握りと、一本だけ切られたまっすぐなゲートはFerrariには合わないなぁって感じました。

Maseratti 3200 GT
マセラッティ3200GTは格好良かった。リアのランプが実際見ると凄い。写真でみただけでも、インパクトの あったリアコンビランプは実際目で見ると、それ以上!口が開いてしまうくらい。好き嫌いが分かれるところ でしょうが、凝ったデザインって意味では良いのではないでしょうか。私は嫌いではありません。 マセラッティご自慢の室内の時計のデザインが現代風に変わっていました。これにはかなりがっかりしました。

Peugeot 206 3dr
206 3dr。顔つきはいかにもPeugeot!もっともPeugeotらしいとも言えるのかもしれません。写真でみた時は ボンネットのバルジが邪魔だと思ってたのですが、あまり気になりませんでした。Peugeotのハッチバック3車種 (106,206,306)を見比べましたが、それぞれスタイリングは違うのに、しっかりPeugeotらしさが出てていいですね。 格好良いハッチバックの作り方をよく知ってるという感じがしました。まずはATモデルから輸入するようです。 MTがでたら乗ってみたいなぁ。

VW Beetle
Beetleは中に入ると、良くも悪くも普通。外見とはギャップ有り。

ALFA 166 V6 3.0
166とBeetleは座ることが出来ました。 166は横から見たスタイルがとてもきれい。エレガントという言葉がぴったりはまります。 顔は普通。一応、上級カテゴリーなので、これで正解なのかもしれませんね。リアのライトはシンプルだが、 立体感がある造形でこれまた良いデザインです。シンプルな見た目で作りが凝ってる。なかなかイタリアっぽい ところではないでしょうか。内装は、164のほうがアルファに乗ってる!という雰囲気があると思いました。


「おっ、いいねぇ」って思わせてくれた車
購入可能で、町でみかけることが多かったりする車ですが、改めて見るとおもしろい発見をするものがあります。 そんな中から数種類の車をとりあげてみます。

Renault Twingo Easy
Twingoは最高。安物ってことを卑下してないで、それを売りにしてるくらいです。 内装のスイッチとかの樹脂部品はプラスチックだ!って威張ってるくらいに見える。 でも、それが雰囲気あっていいんですよね。下手に背伸びしてないというか。 MT風のシフトゲートを持つ、2ペダルセミATは面白そうですね。

Renault Lutecia(CLIO2)
Clio2はかなり良かったです。今回、購入可能な車の中で好感度No.1かも。 内装は小型車とは思えないほどしっかりしてて、内装、シート、エクステリアのデザインも巧み。 ちょっとした遊びも随所にあります。「Renault 5」から考えると10年でこれだけ変わるかと感心。 逆に「素朴さ」は失った感じはします。これは仕方ないのですかね。

Renault Laguna
Lagunaも大人な感じがしていいね。値段も300万以下だし。 同行した先輩はこの車をかなりお気に召していました。個性的なセダンですね。 全体的にRenault は非常に頑張ってると関心してしまいました。

Jaguar XK8
Jaguarはのクーペは雰囲気満点。フロンウィンドウ越しにフェンダーの山が見えるのが嬉しい。 ちょっとリッチでエッチなおじさまには、とことん似合いそうです。 私には、あの長すぎるノーズは厳しい。あそこまで長いと運転するのに辛いものがあります。

FIAT Barchetta
バルケッタはよさを再認識。シフトレバーのFeelもそこそこいいんですね。軽快(軽薄ではない)な感じが オープンボディだけでなく、ステア、ペダル、シフトレバー、インテリアにまで感じさせてくれます。 何度開けても、あのボタンを押すとレバーが飛び出る形式のドアオープナーは泣かせます。 あーいうギミックは私は大好きです。


「これはないだろぉ...」と思ったところ。
お気に入りの車や、気になっていた車でも、まじまじと眺めたり、座ったりしてみるとがっかりすることが ありますよね。今回見てそんな風に思えてしまった車を取り上げてみます。

Coupe FIAT Limited の外見
Coupe FIAT Limited あれは絶対にだめ。初心をすっかり忘れてます。素のままで完成されてる スタイルなんですから、決してエアロパーツなどで飾ってはいけないと思うんです。 フロントランプのカバー内側、レンズを固定する樹脂部品が明るいガンメタの プラスチックになっていた。現行は目立たない黒。フロントグリルも上記と同じ色。 リアのランプ周りにも同様のもの。この辺は格好いいとは思えませんでした。 フロントのリップスポイラーは大きすぎて下品です。

ALFA GTV のリアスポイラー
GTVのリアスポイラーは本当に大きすぎます。しかも後ろに飛び出てる形なんです。 せめて、ALFA CORSEバージョンくらいにしておいてほしかった。 もっと残念なことは、ALFAが全車種値上がりしてたこと。GTVは初期型のTurboに比べて35万アップ。 マイナーチェンジ前よりも25万円アップだと思う。Spiderはエンジンが可変吸気管付きTSで11万アップ。 ALFA145もエンジンが同様の変更を受けて6万アップ。 これでマスターケアなんて入ったら、1クラス上になっちゃう気がします。

Mercedes A-Classの内装
A-Classの内装はかなりひどかった。Mercedesの仕事じゃない!なんて一人で憤慨してしまった。 安く車を作るって経験が未熟なせいからかな?よくわかりませんが。そこそこの値段するのに、あの内装は 安っぽすぎて...しかも私は話題の Mercedesだ!って思って乗ったので余計に ひどく感じてしまった。

OPELのカタログ
OPELのカタログは、新聞に挟まってるチラシみたいでした。二つ折りのペラペラ紙。 おみやげかわりに持って帰るカタログ。これも楽しみの一つなのに、不景気だからって、 それはないだろ!って思わずにはいられませんでした。

BMW M-Coupeのスタイル
BMW M-Coupe。あのスタイルは私は拒絶します。ちょっと共感できません。

CITROEN車は展示してなかったこと
なんで、CITROENがないのだ!!西部自動車販売系が出してないからだろうと思われる。 ものすごく残念です。町でみかけることの少ない車だけに、こういう時くらいじっくり見てみたいと思う。 そう思うのは私だけではないはず。前に行った時にはあったのに〜。


毒舌風に思ったことをズバズバ書いてみました。気を悪くした方はごめんなさい。 こんな風に思うやつも居るという程度で軽く流してくださいね。

 

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