1999.3.7.(Sun) ALFA 156 Selespeed

 

 

ディーラーから ALFA 156 Selespeed の発表会の案内が届いたので行って来ました。乗りたいと思いながら未だ試乗したことの156に乗れる機会かもしれないというのと、MTベースのセミATというのがどんなものかを体験してみたかったからです。おまけに案内状にはご来場の方にはALFAROMEO本皮製ペンケースプレゼントと書いてあったので。

行ってみるとショールームにはRossoの156が展示してあるものの、外には一台もありません...こりゃ試乗車は無いなぁ...とすぐさま感じました。せっかく足を運んだのに試乗車が無いから帰るのももったいないし、ペンケースも欲しかったので、展示車に座って一通りさわってきました。その感想を独断と偏見で書いてみましょう。

・ステアリングに付いたボタンは遠い
私は指が長く手も大きい方なのですが、その私の手でちょうどいいくらい。親指のばしてジャストな位置です。これでは、私より手が小さい人(特に女性など)はボタンに触れるのは難しいでしょう。ステアリングの握り位置をずらさいないと押せないと思います。それじゃステアリングにボタンが付いてる意味がない...というわけで、これは×
・シフトレバーのフィーリングはとても心地いい
常に真ん中の位置に直立しているタイプのシフトレバーで、シフトアップダウン時に前後に動かすタイプなのですが、このレバーの感じが とても気持ちが良かった。ゴクッ、ゴクッと剛性感のある動きをしますし、シフトレバー自体も結構太く握りやすい。これは非常に好印象でした。よって、これは○
・Selespeedの文字が非常に美しい
ALFAの車の車名やグレード名のエンブレムに筆記体が使われることがよくありまして、またその筆記体が非常にきれいだと良い評判を受けてるのですが、この Selespeed にもリアの右下に筆記体の文字がありました。それがやっぱりきれいでインパクトがあります。今まで、ALFA GTV についてる全て小文字の gtv の文字と、Juniorの文字が抜群にきれいだと思ってましたが、Selespeedも負けず劣らずきれいです。これも○

と、こうやってみると、良い印象を持った方が多かったように思いますが、この車に対する私の感想としては「うーん...」と今一つ。やっぱり2ペダルの車には興味を抱きません。確かに自動でダブルクラッチを切ってくれたり、早くスムーズにシフト操作を車がしてくれるので、早くスマートに走らせることが出来るとは思いますが、買ったその日から誰でもそういう運転が出来るというのは面白いとは思いません。うまく走らせるようになるまでの過程も楽しめないし、運転する人によって車の動きが変わるわけでもないですから。やっぱり私には、両手両足を使って運転する3ペダルのMT車以外は駄目みたいです。
新車登録台数の9割がAT車という日本ですから、AT車に乗ってる人は多いと思います。AT派な人がこういう車をどう思うか気になるところです。

もう一つの目的のプレゼントのペンケースは既に出尽くしてしまい、物がありませんでした。代わりにALFA155 のピンバッジを貰いました。これがなにより嬉しかったりするのでした。

 

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