2001.10.31.(Wed) 第35回 東京モーターショー

 

10月31日(水)に東京モーターショーに行ってきました。
車オタクの私としては、逃すわけにはいかないイベント。
2年に1回の自動車の祭典ですからね。

私の好きな海外メーカ限定で、独断と偏見だらけの感想を書いてみます。

写真はまとめてダウンロードできます。

入り口

開場前の入り口の様子。一緒に行ったけいじ君が右端で見切れてます...

AlfaRomeo 156GTA ★★★★★
かなり早そう!というのが第一印象。スタイリッシュなセダンをスポーティに仕上げるセンスはイタリア人はさすがだと思う。内装が見れなかったのが非常に残念
GTV ★★★
ALFAの現行で唯一のクーペ。展示車の内装は赤いレザーに包まれていたが、これは×。スポーツといえば黒い内装!と個人的には思う。大きなリアスポイラーも×。それを差し引いても欲しいと思う魅力が、そのエンジンとスタイルにはある。
147 ★★
色によって印象が変わる。赤以外の色が良さそうだ。リアシートは想像以上に広かったので実用性は高い。3ドアと5ドアが展示してあったが、5ドアが好み。乗降時の利便性もあるが、横から見た時に3ドアの大きなドアより、5ドアの方が小ぶりでスタイリッシュに見えた。現在はSelespeedだけの販売というのが非常に残念。
Spider V6 ★★
445万円は高すぎ。ALFAといえばSpiderという位の知名度とステータスがある車だけど、それにしても高い。内装はGTVと違い落ち着いた雰囲気で○。
Renault TALISMAN ★★
コンセプトカー。V8エンジンを積んだGTカー。左右のバカでかいガルウィングドアを開けると、前後席の人が一気に乗降りできる。左右ドアミラー、ルームミラーの部分にはカメラが埋まっており、後方視界は全てモニターで見ることになる。見た目のインパクト以外に特筆すべき点はあまり無い。市販は無いでしょう。

Twingo ★★★
モデルチェンジが近いと噂されるTwingo。これが現行モデルの最終進化型。安い素材をポップな感じに見せている内装は○。QuickShift5という名のセミATは運転して感触を味わってみたいね。
Lutecia V6 ★★★★★
座ることが出来て嬉しかった。内装はやる気にさせてくれる感じ。シフトフィール、ペダル配置も悪くないと思った。最低限の収納スペースもフロントに確保されてて○。目をつりあげてガンガン飛ばしてみたくなる車。
BMW M3 CSL ★★★★
フランクフルトのモーターショーで話題独占だったM3。コスト等の関係から市販しないと断言されている車。ただでさえ凄い現行M3を軽量化。カーボン、マグネシウム、という高価な軽量素材をふんだんに取り入れ、後席無しの2シーターとしている。パワーウェイトレシオは3.7kg/psと市販車ベースとは思えない仕上がり。見た目は現行M3と変わらないが中身は別物ってのが凄い。後ろにつかれたら間違いなく道を譲るね。本気になったBMWを見た。

318ti ★★★★
同行したけいじ君が購入予定(!?)の車。写真で見たときはあまり良い印象を持ってなかったが、実物はずっと良かった。BMWらしさが出てて、スタイリッシュなハッチバック。先代のTiより高級感、スポーティ感が増してます。国内には316Tiなんて160ccモデルも導入される。ATだけってのが残念。小排気量のトルクの細いエンジンの316Tiこそマニュアルでないときびきび走らないのでは?って思う。
745hL ★★★★★
水素とガソリンのバイフューエル。ガソリンでも水素でもエンジンを回し、走行することが出来る。また水素によってい燃料電池に充電されるため、オルタネータが着いていない!発想も凄いですが、既に実現して走行できるのがもっと凄い。BMWの凄さを思い知った。
Daimler Chrysler 500SL ★★
新型SL登場。思っていたよりも派手でなく大人な感じ。バリオルーフはSLKのものより進化して、開閉時間が大幅に短縮。デモンストレーションを見ましたが、かなり早い印象を受けた。とっさの雨にも心配いらず。でも、大きすぎる。

F1 ★★★★★
溝付きタイヤになり車幅も減少したF1。それでもやっぱり格好良かった。無駄の無いスタイルにほれぼれして。ステアリングに付いたハイテク装備はさらに進化していた。
Porcshe
911がメイン。凝ったショーモデルは展示してなかった。ポルシェという名前と、ブースの広さの割りに見るべきところが少なかった。派手な女性(コンパニオンではない)が多く群がっていたのが印象的。ポルシェって日本では軟派なイメージを持ってる人が多いみたい...
Audi ★★
展示台数が多かった。新しくなったS6は、高性能かつ高級なセダンという雰囲気がありあり。マニアックな実業家にはうけそう。ルマンで優勝した車が展示されてたが、これは凄い。早そうな雰囲気がにじみでてた。レーシングカーなのに無骨に見える部分が少なかったのも好印象。ブースも明るくさわやかな感じで○。
MINI ★★
大きい。ミニじゃない。それでも現代の基準では相当小さい方。全幅はMazdaロードスターよりも一回り小さく、全長は4m未満。しかし、車重は1.1t以上ある。サイズの割りに重いのは安全基準達成と、ボディ剛性をあげるためか。Cooper Sには163psというパワーのエンジンが搭載されてるのでかなり早いとは思う。けど、過給器(SuperCharger)付きエンジンってのは、ちょっとねぇ...
Ferrari Maserati ★★
ブースにオーラが出てた。敷居が高い。Ferrari は現行販売車種を展示してるだけで、あまり見るところが無かった。せめてF1とか、360Challengeの車くらいは展示してほしかった。F1でWorldChampion 獲得してるのに...
Maserati は発表されたばかりのSpyderが展示されてた。見た目は華やかで格好良いけど、個人的にはクーペの方が圧倒的に好き。QuattoroPorteはまだ販売中らしい。全てATモデルなのが残念。
Peugeot ★★★
Audi と同様に明るく爽やかなブースで、展示車も多かった。206の強人気は未だに凄く、多数の人が取り囲んでた。フラッグシップである607が展示されてたけど、注目度は低し。やっぱり日本ではプジョー=コンパクトハッチバックの印象が強いか。
新登場の307は雑誌やCMで見る限りはCIVICとそっくりの印象が強かったが、CIVICよりもキャビンとノーズのバランスがよくてスポーティ。リアシートもかなり広い。サイズが大きくなったのは残念ではあるけど。206WRCも展示。ワークスラリーカーの放つオーラは強烈。しばらく見とれてしまった。倍の値段で良いから、WRCに近い車を出してくれないかな?買う人は結構居ると思うんだけど。
Lamborghini ★★★★★
近々製造開始になるというMurcierago。カウンタック、ディアブロと続いた、超ド級のスーパーカーである。どの車とも似てないが、ランボルギーニ伝統のLow&Wideのスタイルは健在。過去のモデルと似たデザインでありながら、新しさと斬新さが出てるところはさすがだと思う。エンジン、足回り、内装も超ド級。日本では走る場所が限られるし、宝(能力)のもちぐされとなるけど、スーパーカーブームを通り過ぎたする人は所有するだけで喜べる。こんなスーパーカーが見れるのもモーターショーの醍醐味。
Citroen ★★★★
ばねを使わず、油と空気で制御するシトロエン独自技術であるハイドロサスペンション。Xmからアクティブ制御を始め、Xantiaでハイドラクティブ2に進化。ここで完成の粋に達したと思われたが、さらに進化した3が開発された。車速、アクセレータ、ブレーキ、横Gとあらゆる変化をセンサーで取得して制御する様は圧巻。ハイドロサスの車は一度も乗ったことが無いから一度は乗ってみたい。体験したことない乗り心地だろうね。ハイドロに欠かせないスフェアも新型になった。5年間20万kmの保障があるそうだ。技術が進化してもこれだけはちょっと信用できないんだけど...
Fiat
新しいモデルやコンセプトカーが無くて寂しい感じだった。ルノー、プジョー、VW、OPELといったライバル会社に完全に食われてた。バルケッタは、フロントのエンブレムが/////の四角い物から(FIAT)の丸いものに変更。違和感は無いので好みの問題かな。もうちょっと色々展示してほしかったな。
その他
OPEL SPEEDSTAR★★★
細かい部分の造形が懲りすぎてて少し子供っぽかった。もう少しシンプルだと良いな。スタイルとコンセプトは申し分ないんだけど。
SAAB 9X★★★★
SAAB自体ノーマークだった。が、X9は結構良かった。スタイルもコンセプトも。初めてSAABで魅力的だと感じた車。エクステリアはよくまとまっていた。このまま販売しても結構売れるのでは?値段は高くなっちゃいそうだけど。
LOTUS ELISE★★
ELISEがモデルチェンジ。攻撃的なデザインに変更。早そうに見えるけど子供っぽい。前の方がスタイリッシュでシンプルだった。前の方が好き。
VW V12 エンジン★★★
VW自慢のV12気筒エンジン模型があった。じっくり観察してその発想のユニークに驚いた。VR6という変形6気筒エンジンを作ってるVWならではの発想。あとは適用車種がどうなるか?というのは楽しみ。レーシングエンジンとして採用されたりしたら面白いと思う。


inserted by FC2 system