2003.03.15.(Sat)ALFA 147 5dr Selespeed
アルファロメオの新型車種である
ALFA147 Selespeed 5dr
を大学時代の友人が購入した。
この友人、ちょっとただものではない。購入したALFAはこれで3台目というつわものだ。
(ちなみにその経緯は 155 8v → 155 16v → 147 Selespeed となっている)
この147 に試乗する機会が出来たので感想でも。
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・「アルファだから」なんて言い訳の無いシャシーの造り。
サスペンション設定、ボディ剛性、エンジンフィール共に全く問題無し。
足の動きが解りやすいのは剛性が高い証拠。優等生ですな。
・応答が非常に早い Selespeed はシフトダウンが秀逸。パドル、レバー共に好印象。
パドルの大きさと感度が大幅に向上。
アクセル踏み続けでシフトアップだと半クラッチが長めだが、アクセル戻せば問題無し。
シフトダウン時に自動でブリッピングで回転合わせてくれるのは感激。
ワインディングではスムーズに安全にキレのある走りが出来そう。
俺は何でも自分でやりたい派。やること取られた気がして物足りないんだけどね。
・張りがあり手触りも最高の皮シート。造形は大柄で自然。ちょっと滑りやすいか?
妙にスポーティな造りではなく自然な造り。張りが強い皮にゆったり座れる。
素材が皮というだけあって表面が滑るのは少し気になる。ステッチが横方向なら良いのに。
・径の小さくスイッチ多数のステアリング。運転に集中出来るか。
実際の径は155と変わらないかもしれないけど、小さく感じる。
使うかどうかは別として、オーディオコントロールスイッチがあるのは便利。
・大幅なプラスチック類の質感向上。艶消しシボ入り窓に映りこまない。
これは正直驚いた。155よりも格下のモデルなはずだがこっちのが全然高級な感じ。
20世紀と21世紀の格差は想像以上に大きいね。
・最先端ではあるが、鍵っぽくないエンジンキー。
六角レンチのような四角い棒の形をした鍵。キー部分は格納式ですっきり。
が、何となく鍵っぽくない。これは俺が古い人間だからか...
・小回りは相変わらず苦手。
前輪の切れ角が少なく、小回りが効かないのは相変わらず。
パワーアシストは軽すぎず重過ぎず適度なフィーリング。良い感じ。
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やっぱり新しい車ってのは素晴らしいよ。
156で上がった質感は147でさらに進化してるみたい。
進化して値段は俺の155より安いってんだから悔しいねぇ。
後日、自分の 155 に乗ってみたら何となく古臭さを感じてしまったね。正直なところ。
でも、でも、155もいじらしくて良い車なんだよ。
工業製品の完成度だけでは図れない「あじ」がそこにあるんだよ。
我が155はまだまだ現役!若いもんには負けられません!!
負け惜しみ、ちょっと苦しいかな?